「室内」、「冷蔵庫」、「厨房」、「食品加工場」等の「脱臭・殺菌」をするための、
オゾンガス濃度は、条件によりさまざまですが、一般的には
●人のいる室内又は作業場 0.05ppm以下 (H:1.8m)
●無人時(夜間等) 0.5〜1.5〜3.0ppm (H:0.5m) を目安にします。
プレハブ冷蔵庫の場合は、0.5ppmの濃度で充分と思われます。
この条件の下で選定し、目安とします。
1.設定
(a)対象室内の 容積 【 m³ 】 ‥‥‥‥‥V
(b)対象室内の 室温 【 ℃ 】 ‥‥‥‥‥T
(C)オゾン 設定濃度 【 ppm 】 ‥‥‥‥‥P
(d)基本条件 オゾン分子量 48
1モルの容積 22.4L(0℃ 1気圧)
2.気体の占める容積Xは、温度Tでは
計算式―1 【Z L】=22.4×273℃+【T ℃】
273℃*(絶対温度)
質量濃度(mg/m³)と容量濃度(ppm)との間には、T( )℃1気圧においては
計算式―2 【G mg/m³】 = 【P ppm】 × 48(分子量)
Z
これは、1m³のスペースに 【G mg/m³】のオゾンを設定すれば
P ppmになる。という事ですが、実際にはオゾンの半減期、空気の換気回数、
空調、処理物との反応スピード等がある為、システム設計上安全率をとります。
(脱臭のみ2〜3倍up〜殺菌メイン10倍)
【G mg】×【V mg】×【3(設計安全率)】 = 【 mg/H】
●必要オゾン発生能力 (mg/H÷1000=g) ‥‥‥‥‥= 【 g/H】
上記の能力に見合う機種を選定します。
同時に必要吐出オゾンエアー量(L/min)を調査し、
希釈ブースターポンプの設定を行います。
食品工場の冷蔵庫・製造工程と包装工程の上部空間は、
紫外線によって殺菌されている場合が多くあります。
上部空間の微生物を殺菌するためには、次の式で必要灯数を算出します。
N=0.05V/HF
N:必要灯数
V:対象の部屋容積(立米m³)
H:灯具と天井の距離(m)
F:器具係数(1.5 15w吊下げ型) になります。
例)
V=部屋容積 150m³
H=灯具と天井の距離 1m
F=器具係数 1.5 とした場合、
N=(0.05×150=7.5)÷(1×1.5)= 5 となります。
つまり150m³の部屋では上部空間の殺菌に
紫外線灯具 15Wが5灯必要ということになります。
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